2013年2月16日土曜日
HATEBREED: "The Rise Of Brutality" (2003)
メタルコアとはそもそも「メタリック・ハードコア」なわけですよね、原義的には。
そのうちハードコアな性質、もっと言えばハードコア・パンクがスラッシュメタルに影響を与えたエッセンスを、メタルの要素で加工したバンド、それがHATEBREED。と俺は勝手に考えているわけですが。
メタルの要素は主に音作りとかで、ハードコアの要素はVoとモッシュパート、ブレイクダウン、リフですかね。リフについては両ジャンルともに共通項が多いので断定はできません。
新作が出ているのでそれについて書きたいのですが、金がなさすぎて今はまだ買えないので名盤のこれ(3rd)について書きます。
人によっては"I Will Be Heard"の入ってる"Perseverance"の方がいいって人もいるみたいですが、全体的な印象はこっちの方が圧倒的に良いですね~。
どうでもいいけどメタルコアのバンドってATRとか、AILDとか、KsEも、全部名盤は3rdに集中してますな。
このアルバムの何が魅力的かというと、重く叩きつけるようなリフと、男臭いシンガロングと、ダイナミックなドラムの破壊力。
特に#2"Straight To Your Face"、#3"Facing What Consumes You"とどんどんスピードアップしていってからの#4"Live For This"。この抜群のタイミングでミドルテンポの曲を持ってくるセンス。素晴らしいですね。
曲単位で聴くと正直大したことやってないんですが、曲のつながり方に燃えます。
アルバム後半になるとへヴィネス重視の曲が増えて前半の疾走感はなくなるんですが、ジェイミー・ジャスタ(Vo)の暑苦しいシャウトがその分映えてきます。特に#8"Beholder Of Justice"とか、#10"Voice Of Contention"とかですね。
あとアルバム最後を飾る#12"Confide In No One"は名曲。ブレイクダウンかっこよすぎ。
歌詞も読みこむと気分が高揚するものが多いので、歌詞厨のあなたもぜひブックレットを見て燃え上がりましょう。
とか色々書いてきましたが、ハードコアのアルバムは基本的に考えずに聴いてた方が幸せになれます。コピバンやるために聴きこんでたときは結構しんどかったです。
熱血体育会系の音を聴いて元気出したいときにどうぞ。
【92点】
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